私、深澤秀明は日本大学を卒業後、国鉄(現JR)に就職しました。その後、分割民営化が決定した時に国鉄を辞め、東京で大学の友人と車のコーティングの会社を作り、仕事を始めましたがなかなか軌道に乗せられませんでした。その時にたまたまお客さんとして来ていた方が大きな塗装会社の社長で「建物の塗装に興味がないか」「やってみないか?」と誘われ、友人と一緒に塗装業の仕事を始めることになりました。

東京で５年間従事し、その後群馬に戻り、塗装店に２年間勤めましたがある朝出社すると机の上に「迷惑をかけてすまない」と手紙があり、その塗装店の社長は私たちの前から姿を消してしまいました。その頃には、私にも小さい息子が二人いて、毎日の生活もあったので無我夢中で、いろいろな会社にお願いをして、やっとの思いで一つの大きな塗装物件のお仕事をいただくことができました。

ただ、その物件の工事期間がほとんど無く、「もしこの工事を期限までに完了できなければ、塗装の仕事を辞める覚悟で頑張ろう」と思った矢先に今度は、残っていた従業員がいなくなってしまいました。
でもここで諦めたり、逃げたりしたら全てが終わる気がして、兄弟や友人に連絡をして、手伝ってもらい、朝から晩まで働いた結果、無事工事期間残り1日で完成させることができました。
その後、自分で会社を興そうと独立し、おかげさまで深澤工業を始めてから今年(2024年現在) で、31年の月日が経ちました。

深澤工業株式会社

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